正月行事「道祖神・どんど焼き」
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正月行事「道祖神・どんど焼き」
正月行事「道祖神・どんど焼き」
2013年1月19日
2013年1月19日(土)正月行事である「道祖神・どんど焼き」を見に、高崎市貝沢町に行ってきました。
1月14日に予定されていましたが、雪のため19日に延期となっていました。
近年、見る事の少なくなってきたどんど焼きですが、
どんど焼きとは、正式には左義長(さぎちょう)と言われ、小正月に行われる火祭りの行事のこと。
起源は平安時代の宮中行事であったという説が有力です。
群馬県高崎市あたりでは、古いお札やダルマ、正月飾りなどを燃やすことが多いようです。
どんど焼きの会場で配布されていた資料内容を記載します。
<以下、資料より>
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正月行事「道祖神・どんど焼き」について
どんど焼きは、貝沢の中の地区ごとに一つずつあって、祭りの主体は子供達であった。
小屋作りは、大人が手伝ったが、材料は子供達が集めた。小屋の中には大きな囲炉裏にナベをつるし、井野川の水を汲んできて豆腐汁を作り、お参りに来てくれた人に振舞った。小屋は20人位入る広さで、子供達は小屋に泊まり込み、番をした。
そして14日のまだ夜が明けないうちに子供達はリヤカーにのせた太鼓を叩き、「道祖神が燃えますよ」といって地区内をまわった後、小屋を燃やした。
どんど焼きには、枝に繭玉や正月様のスルメを付けて持っていき、どんど焼きの火で焼いて食べた。こうすると、風邪をひかないといった。
道祖神は疫病神であり、縁結びの神でもあった。
以上のように、子供達が中心となり、大人も手伝った道祖神祭りは、一時中止になった後、近年復活した。
第二町内会では、子供中心の道祖神は昭和31年(1656年)に中止になり、平成になってから再開された。
第二町内会では、どんど焼きは三つの単位(小林組、南組、久保・深田組)で行われていたが、現在では第二町内会全体で一つの小屋を作るようになった。
PTAが中心となり、六年生が主となって開催されたが、実質的には作業は区長が中心となり、第二町内会が準備を行うようになった。
高崎市史民族調査報告書第五集「貝沢町の民族」から抜粋
編集・発行 高崎市
PTA貝沢第二支部
貝沢町第二町内会
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<以上、資料より>